カッセル市のエコロジー団地

ecopeer2006-07-08

カッセル市役所を表敬訪問して、環境保全局の方から省エネ集合住宅についてのレクチャーを受けました。カッセル市街地から3キロいった所に当時5300人が住むエコロジー団地がありました。その設計者の一人ヘッガー氏のお話では此処は大陸性気候のために冬はとても寒い住宅は南向きに、建築材は近くに生えている樹木を利用した。そして屋根には草が生えるように配慮し、また雨水を徹底的に利用し、降った雨の60%は屋根の草のために、40%は地下タンクに貯留して、雑用水やトイレの先浄水に利用しているいう事でした。丁度昔の日本の草葺き屋根にも似て、省エネには良いし、日本も、この頃は屋上緑化が推奨される時代になり、やはり環境に関しては10年遅れていたと思います。